タムくん ヒーシーイット
2009年 06月 09日
原宿は代々木公園でピクニック。
東京のどまんなかに、ああいったでっかい公園があるのは
やっぱりみんな自然に助けられている証拠。
日々のストレスを浄化するにはやっぱり、太陽の温度とか、
風をその肌で感じることが必要なんだろう。
わたしもそう。
窓越しの夕焼けより、くさっぱらで寝転んで見る太陽のほうが体がほぐれる。
運動したい気分なので、今夜からちょっとジョギングでも始めようかと思う。
昨夜は生まれて初めてボクシングを見に行った。IN 後楽園ホール
戦う二人に集まる歓声が、なんとも気持ちよかった。
http://soimusic.com/wisut/mainpage.htm
家に帰ったわたしは、ついこの前買った、タムくんの『ヒーシーイット』をまた一気に読んだ。
タムくんのことは、タイで仲良くなったタイ人のアーティスト、バードが教えてくれた。
タムくんの作品のすごいところは、
良い時代の日本みたいな懐かしさと、人間味のある線のやわらかさにある。
人間の良いところと、暗いところ
両方兼ね備えたストーリーは誰にもマネできないんじゃないかな。
最後に描いてある作品は、言葉なんてひとつも出てこないのに
あったかくって涙が出た。
わたしが理想としている暮らしが、このヒーシーイットには詰まってる。
わたしはお金持ちになりたいとか、有名になりたいとか
誰かと違うことをしたいわけでも、特別になりたいわけでもない
いつでも笑いの耐えないゆるやかな暮らしをシンプルに送りたいだけ
すこしだけ贅沢なことを言うならば、そんなわたしの家に
遊びに行きたいと誰かに思ってもらえれば嬉しい。
by boojil | 2009-06-09 16:12 | オススメ本